青汁づくり


 青汁づくりはとてもシンプルです。まず、材料のケールを良く水洗いします。ケールは無農薬、露地栽培のものを使っています。夏場は河口湖、それ以外は三島の農家から仕入れています。週2回、水曜日と土曜日の夜に3日分をまとめていただいてきて冷蔵庫に保存、毎朝取り出して使っています。毎朝4時半から、がんばっています。


洗ったケールを、ミンチにかけます。ひき肉をつくるあの機械です。ジューサーやミキサーなどの高速回転のものと違って、低速回転のミンチだとビタミン類などが失われないと言われています。上部の投入口からケールを入れると、ミンチ状になったケールが出てきます。この機械は50年経った今も現役でがんばっています。これが壊れると、青汁づくりが出来なくなります。


ミンチ状になったケールをしぼり袋に入れてしぼります。しぼる機械は、お豆腐屋さんが使う圧搾機です。形は昔の五右衛門風呂のようです。重い蓋を閉めてスイッチを入れると底板が油圧であがってきて、ミンチ状のケールから青汁を絞り出します。このしぼり機も50年の現役です。


しぼり機から青汁が出てきました。青汁の出来上がりです。出来た青汁は、氷で冷やしています。その他には何も加えていません。自然のままの味です。夏は、さらりとして青臭い苦み、秋はさっぱりとしたおいしさ、冬はとろりとした甘さ,春はさわやかな清々しさがあります。わかる人だけにわかる自然のおいしさです。